漢方とは - 処方 - 産婦人科⑦子宮内膜症

月経痛を伴う場合が多いので、臨床的には子宮内膜症や子宮筋腫の鑑別が必要になり、
婦人科内診や超音波検査で確認する必要がある。

これらの噐貭的な症例でも桂枝茯苓丸などの駆瘀血剤による
漢方治療が有効である場合が多い。

腹診では小腹硬満や小腹急結などを認め、また、拒按が特徴。
神経症傾向のある場合には、四逆散や小柴胡湯。

なお頑症の月経痛の場合には、予定月経数日前から
芍薬甘草湯を服用させると有効症例が多い。

村田 高明

 


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