漢方とは - 処方 - 産婦人科③外陰掻痒症

瘀血所見が強い場合は、桂枝茯苓丸や桃核承気湯などの駆瘀血剤を選ぶ。

臨床的には炎症あるいはエストロゲン分泌減少による膣自浄作用の低下で起こる場合が多く、
このような症例では湿熱であることが多く、竜胆瀉肝湯を投与する。

原因菌が認められなくなっても、なお愁訴が残る場合があり、
また心気症的になる場合があり、そのような場合は加味逍遙散など投与する。

萎縮性膣炎には、エストリオール製剤を用いるのが一般的であるが、
八味地黄丸の服用でも軽減する場合がある。

膣前庭や膣口付近の灼熱感には五淋散を。
陰部白斑には温清飲や温経湯、尿洩れなどによる外陰炎には清心蓮子飲や竜胆瀉肝湯を。
バルトリン腺膿瘍には、排膿散及湯や大黄牡丹皮湯で再発予防が可能である。

村田 高明


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