第59回「更年期以降の女性の漢方療法」
2023年9月10日(日)に開催された講習会は、動画(スライド入り)を医会会員の限定情報として、ログイン後にご覧いただけます。
🔶講演:
「更年期以降の女性の漢方療法」
演者:関口 由紀先生
(女性医療クリニックLUNAグループ 理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学講座 客員教授)
+特別対談 関口 由紀先生、渡辺 賢治先生(修琴堂大塚医院 院長、横浜薬科大学 学長補佐)
「人生百歳時代の女性を支える漢方」
🔶概要:
GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)は、2014年に国際女性性機能学会とアメリカ閉経学会によって新たに提唱された単語で、閉経に伴う外陰・腟の萎縮変化およびそれに伴う不快な身体症状を、従来の萎縮性膣炎(老人性膣炎)という単語に比較して、症状・病態を包括的に受け入れる概念とされる。GSMは慢性かつ進行性疾患である中年以上の半数以上の女性が影響されています。
GSMの症状は、1.陰部の乾燥・違和感・疼痛 2.尿トラブル(再発性膀胱炎・頻尿・尿漏れ)
3.性交痛他のセックストラブルで日本における発生率は、閉経後女性の15~45%です。
閉経後の女性の尿トラブルに対する漢方療法は、GSMに対する配慮が必要となります。
今回は、閉経前と閉経後の女性の尿トラブルの対する漢方療法に関して概説いたします。
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