漢方と花粉症 / 川越 宏文先生
花粉症の季節が近づくと漢方医の外来は、少し忙しさを増します。花粉症はアレルギー体質と関連した病気ですので、症状の治療だけでなく、その体質そのものを治療したいと考えるのは誰しも無理からぬところということではないでしょうか。
花粉症に良く用いられる処方に小青竜湯があります。漢方にお詳しくない先生でもその処方名は浸透しているようで、アレルギー性鼻炎=小青竜湯と処方されるようです。
さらに薬局等でもご自身の責任において購入は可能です。しかし、ここに大きな落とし穴があります。
それは、「漢方には副作用が無い」という神話を信じている方が、少なくないことです。
しかも、一般の方だけでなく臨床医の中でも。
小青竜湯の構成生薬の一つに麻黄があります。この生薬には、エフェドリンという物質が含まれ、不眠、動悸、そして男性の場合、尿閉の原因になります。
また、漢方薬にも肝機能異常、間質性肺炎、低カリウム血症という副作用が少なくないのです。
では、それを減らすにはどのようにしたらいいのでしょうか?
それは漢方をキチンと勉強した先生の診察を受けることです。
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