牧角内科クリニック

医院名 牧角内科クリニック
医師 牧角 和宏
診療科目 内科、循環器科、東洋医学科
保険適用 保険診療
漢方処方の類別 必要に応じて漢方漢方薬のみ30:西洋薬と漢方薬の併用40:西洋薬のみ30
住所 〒814-0011
福岡県福岡市早良区高取2-17-43-202
TEL 092-843-2257
サイト・地図 http://cgi.10man-doc.co.jp/cgi-bin/showinfo.cgi?ID=stp00110  
最寄駅 地下鉄1号線藤崎駅
診療時間 月、火、水、金 9:00~12:00、14:30~18:00
休診日:日曜・祝日
※土曜・木曜午前は9:00~12:30、午後休診
コメント
  • 下記、旧ホームページ・漢方の現場(2010.10月掲載)より転載致しました。

  • 牧角先生のプロフィール
    昭和59年 鹿児島大学医学部卒業後、九州大学第一内科入局
    平成3年  唐津赤十字病院内科副部長(循環器担当)
    平成8年  北陸大学(石川県金沢市)薬学部東洋医薬学教室教授
    平成11年 牧角内科クリニック(福岡)開院
    平成12年 「森立之研究会」(於東京)講師


    現在、日本東洋医学会専門医・指導医、日本和漢薬学会評議員、日本臨床内科医会代議員
    福岡医師漢方研究会理事、福岡市早良区内科医会監事、福岡県内科医会理事、
    早良区医師会理事 福岡県東洋医会理事 等も務める

  • 初めて漢方と出会われた時期
    小学校の頃から視力が低下し、鍼治療に通わされていました。一時的にですが改善していた
    時期もあったようです。同じ鍼灸治療院で鍼治療を受けた兄は、
    毎年できていた「しもやけ」が消え、著効であったと記憶しています。
    中学の時分に母親が椎間板ヘルニアで動けなくなり、手術を勧められたのですが、
    拒否したため、民間療法の温冷灸を試み、日舞が踊れるまでに改善させたのが、
    代替治療の初めての経験でした。
    母は結局20年後に椎間板の手術を受けたのですが、20年間手術を延期させ得たのですから、
    有効だったのだろうと思います。


    高校の時期にひどいアトピーとなり、西式の断食や、煎薬を服用したのが自分自身の
    漢方治療経験の初めでした。残念ながら漢方の苦い煎薬は無効で、開業医の先生の静脈注射も無効。
    大学病院を二つ巡り、最後にステロイド内服で事なきを得ました。


    その頃、祖父が前立腺癌で大学病院に入院し、当時の最先端医療であるホルモン治療を
    受けていたのですが、大塚敬節先生のご著書などを参考に薬用人参主体の煎薬を
    服用させたところ幸い生き延びさせることができました。


    自分自身では著効体験があまりないのですが、母親や祖父をそれこそ
    「奇跡の回復」させ得たことが、医学部を志望するきっかけのひとつとなりました。

  • 漢方の効果について
    内科での専門分野は循環器疾患です。
    流石に本態性高血圧や高脂血症、狭心症を漢方主体で診ることは困難ですので、
    補助的に漢方を併用することで愁訴の軽減に役立てています。


    漢方主体で通院されている患者さんは、婦人科領域(冷え性、不妊症、月経困難症、更年期障害)、
    小児科領域(虚弱体質、肥満症、夜尿症、喘息)、整形外科領域(腰痛、神経痛)、
    精神科領域(不眠症、うつ)など多彩です。

  • 10年後の漢方医療はどうなっているとお考えですか?
    漢方のみならず針灸、養生など広い意味での伝統的中国医学全般の有用性が認められ、
    保険治療の適応範囲が拡大してほしいと願っています。
    伝統的中国医学の全体像を明確にすること、漢方の守備範囲をはっきりさせることが重要と考え、
    「福岡医師漢方研究会」例会基礎講座や「森立之研究会」 (於東京医科歯科大学)において
    漢方古典の講義をしています。


    ここ数年は『外臺祕要方』や『太平聖惠方』などの紹介をしています。
    もし、ご興味をおもちの先生がいらっしゃいましたら、是非ご聴講ください。
    一方で新薬はだめ、何もかも漢方という迷信的な誤解はなくなってほしいと考えています。

  • ご自身で体感された漢方の効果について
    1.癌の化学療法の際の嘔気に「堅中湯(桂枝湯加半夏茯苓)」。西洋薬の 「ラモセトロン塩酸塩」
    よりも予防効果がありました。
    2.感冒初期のいわゆる「太陽病期」には、麻黄附子細辛湯が自分の場合は、著効します。
    『太平聖惠方』巻九にみられる宋以前の傷寒治療では、傷寒(狭義傷寒)初期(太陽病期)の
    附子投与(発汗剤としての附子の効用)が一般的であったことを実感しています。

  • これから漢方医を志す方に一言
    伝統的中国医学の体系全般を認識されると、現代医学の診断・病態解析・治療にも
    数多くのヒントを得ることができます。
    陰陽の相互関係や、虚実に対する補寫の考え方、「通則不痛、不通則痛」等の概念は、
    現代医学の理解にも応用できる普遍的な概念と考えられます。


    ただ単に「漢方薬使い」としての臨床の知識だけでも患者様の幸福に役立ちますが、
    先生方の診療全般に役立つような学習をされることをお勧めします。

  • 漢方に関心のある方へ
    病気になったときだけお薬やお医者さんに頼るのではなく、ふだんから食事、運動、呼吸、
    心の持ち方を整えることによって健康を維持すること
    (これを伝統的中国医学では「養生」と言います)が大事です。


    「快眠・快食・快便」を健康のバロメーターとして、「食・息・動・想」のバランスを整え、
    そもそもお薬などに頼らない生活を送られるようにされてください。


    「未病を治す」という言葉があります。高血圧症、高脂血症、初期の糖尿病などいわゆる
    「生活習慣病」は、まさにこの「未病」の段階です。この状況を改善するのは、
    一に” 食事 ”、二に” 運動 ”、三に” 睡眠 ”、四に” 便通 ”
    そして "心の平静”が大切です。
    これらについても、何かお薬を服用してどうこう、ではなく
    皆様方の健康維持の努力こそが大切と考えます。
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