西山産婦人科・内科

 
医院名 西山産婦人科内科
医師 西山 朗
診療内容 婦人科、内科、、新型コロナ感染症の後遺症治療が可能
保険適用 保険診療
漢方処方の類別 基本処方は漢方
住所 〒465-0086
愛知県名古屋市名東区代万町1-93
TEL 052-701-3565
サイト・地図 http://www.nagoya.aichi.med.or.jp/meitouku/7013565/  
最寄駅 地下鉄東山線 星ヶ丘駅
診療時間 月曜~金曜 午前9時~12時と午後4時30分~7時30分(水曜除く)
木、土 午前9時~12時
休診:水曜・日曜・祝日

下記、旧ホームページ・漢方の現場(2011.10月掲載)より転載致しました。
コメント
  • 西山先生の経歴
    1977年 杏林大学 産婦人科に勤務
    1988年 西山産婦人科・内科に勤務

  • 先生が初めて漢方と出会われたのはいつ頃ですか
    高校1年生の春に、風邪をこじらせて気管支炎を発症した折、
    吸器内科に診ていただきましたが、2ヶ月間通院しても
    軽快・再燃を繰り返して、完治せず困っておりました。
    そんな時に、高校の知人の紹介で漢方薬局を受診して、朝夕の登下校時に
    薬局で煎じ薬を飲み、1週間で完治という経験をしました。


    青天の霹靂と言うか人生観が変わってしまった訳で、父の跡を継ぐべく
    医学部へ進学し産婦人科医になる予定が、東洋医学、とりわけ漢方治療に
    対する興味が募り、高校卒業後に台湾へ留学してしまいました。
    しかし、時代が悪かったといいますか、台湾大学医学部2年の途中で、
    日中国交正常化により国交断絶となってしまった為、台湾から帰国しました。
    その後、大学の方策として漢方講座が開設される予定の杏林大学医学部
    (産婦人科)に属しておりましたが、大学の漢方講座は出来ることなく、
    1988年から現診療所で診察に従事しております。

  • 先生の御専門で漢方はどのような効果を発揮していますか
    9割の患者が漢方治療を求めて来院し、子供から老人まで全科の疾患に
    対して処方しています。

  • 普段の治療で漢方薬と西洋薬との割合はどれくらいですか
    漢方薬単独で加療している患者さんは、全体の60%、
    漢方薬と西洋薬を併用している方が30%、西洋薬単独投与の
    患者さんは、10%位です。

  • 10年後の漢方医療はどうなっている(またはどうあってほしい)とお考えですか
    全ての疾患治療に、漢方薬が常に選択肢の一つとして考慮される
    世の中であって欲しいと思います。

  • 先生ご自身漢方を飲んで効果を実感なさったことがありますか
    私自身、30年前に薬剤アレルギーで ”アナフラキシーショック” を
    起こした事が有ります。
    アレルギー検査では、カビ系、ダニ系、食物系、雑草系が強陽性でした。
    それ以降、柴朴湯を飲み続けています。
    当初は、非特異的IgEも800IU/ml以上でした。10年後には180IU/mlになり、
    それ以降は測定しておりませんが、現在アレルギー症状は全く有りません。
  • これから漢方医を志す方に一言お願いします
    西洋医学は、内科診断学などにより疾患を見極め、ガイドラインに従って
    治療し、また検査等により治癒したかを判断するという医療であり、
    極端な言い方をすれば、患者さんの顔を診なくても治療は可能です。
    特に、電子カルテの発達してきた現代の診察室にあっては、医師は
    患者さんに顔を向けず、画面のみを見ていても治療が出来ると
    いったことも現実です。(昨今、言われているガイドライン
    医療の弊害かもしれません)。


    一方、漢方治療は、検査が優先される事は無く、個々の患者さんに
    対し、医師の経験と五感で 接する事により診断し、方剤を選択する
    という医療であり、また、投与した漢方薬を服用した患者さんが
    「如何に反応したか?」「効果はどの様に現れたか?」等により
    更に的確な方剤を調合するといったオーダーメイドの医療であります。
    さらに気血水、陰陽虚実等、基本的な対応からかけ外れなければ、
    治療法は漢方医の裁量に委ねられ、例えば、同じ疾患の患者100名に対し、
    投与される漢方薬は100種類になる可能性も有るといった
    まさしくテーラーメイドを施す医療であります。


    もちろん、切磋琢磨し技術を高めた結果ですが、漢方治療に携われる事は
    医師として至極の幸せかもしれません。
    西洋医学的な患者への対応のみならず、漢方治療の併用を常に考慮すれば、
    相乗効果により、たとえ難治性疾患であっても治癒する可能性を
    高める事が期待できます。

  • 漢方に関心のある一般の方に一言お願いします
    最近の漢方ブームにより便乗商法としか思えない、訳の判らないような
    物が販売されている事も事実で、何を信じてよいのか情報が
    氾濫しているのが現状です。

    正しい情報を得る為に一番良い方法は、漢方薬メーカー(ツム○、コタロ○)等
    に直接電話をされることです。最寄の支店に聞けば、地域の専門医や
    薬局を教えてくれます。
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